正和工業株式会社
挑戦を楽しみ、笑顔を生む。-「人」を大切にする正和工業株式会社の働き方とは
埼玉県春日部市に本社を構える正和工業株式会社は、建築・設備・リノベーションの分野で多角的に事業を展開する成長企業です。創業60年の歴史を持ちながら、挑戦し続ける姿勢で新たな価値を社会に提供し続けています。今回は、常務取締役の横田様と採用担当の大澤様に、企業理念に込めた想いやユニークな福利厚生、社員とのコミュニケーションの工夫について伺いました。
企業文化を一言で表すなら“挑戦”

(左から、採用担当 大澤様、常務取締役 横田様、採用担当 渡部様)
60年の歴史は進化の連続だった
正和工業の企業文化を一言で表すなら「挑戦」。
60年の歴史の中で、水道設備業から建築、リフォーム、全国展開、そして海外展開まで、事業の形を柔軟に変えてきました。
「会社のDNAとして“挑戦”が染み込んでいるんですよね。現状に満足せず、常に次のステージへ進むという気概を社員全員が持っている。それが正和工業らしさであり、強さの源泉だと思います」(横田様)
この“挑戦”の精神は、正和工業の企業文化そのものであり、組織の原動力でもあります。
“挑戦する人”を全力で後押しする評価制度
正和工業では、「挑戦する人」「手を挙げた人」にはポストを与えようという文化があります。
行動指針の一つには「役職が人を育てる」という考えがあり、やる気と責任感のある人にポジションを託す風土が根付いています。
「ポストを任せることで、自然と自身もポストに追い付けるよう成長を目指すため、その人が一回り大きく成長してくれるという考え方を持っています」(横田様)
“自信がない”人にも手を差し伸べる社風

背中を押す組織でありたい
挑戦を評価する企業である一方、手を挙げられない人にも目を向けているのが正和工業の温かさです。
「思いはあるけど行動に移せない、そんな人の背中を押すのも会社の役目。挑戦するきっかけを与えられる組織でありたい」(横田様)
一人ひとりの挑戦の芽を見逃さず、適切な環境と機会を用意すること。それが、正和工業の成長の源泉なのです。
採用担当の大澤様も背中を押していただいたおひとりとのこと。
「私自身も役職には自分から希望したわけではなく、不安な気持ちもありましたが、『役職が人を育てる』という考えのもと、会社から声をかけてもらい挑戦することにしました。日々のやり取りの中で信頼関係が築かれており、その中で会社が総合的に判断して任せてくれているのだと感じています。」(大澤様)
どんな方と働きたいか――“夢”とビジョンを重ね、共に挑戦できる人ー
正和工業様が求めるのは、単なるスキルだけではなく、会社のビジョンや価値観に共感し、共に未来をつくっていける仲間です。
「我々の会社文化には、成長意欲や挑戦意欲の高い人が多い。だからこそ“変化を恐れず、自分の意見を発信できる人”“ビジョンに共感して一緒に進んでくれる人”を求めています」(横田様)
最終面接では、実績や経歴以上に、その人の“価値観”と“夢”を重視。建設業に直接関係がなくても、自分の夢を語り、正和工業の方向性と重ねられるかどうかが選考のポイントになります。
「一番大事にしているのは、我々のビジョンやクレドに合うかどうか。そしてもう一つ、その方が何を叶えたいか。夢を重ねられる人を歓迎したい」(横田様)
実際に「春日部の公共施設に関わりたい」という夢を語った方が入社し、地元での工事に従事している事例も。社員一人ひとりの想いを尊重し、夢の実現を全力で支える。それが、正和工業の人材への向き合い方です。
特に求める即戦力の中身――施工管理+専門スキルー
現在の採用では、会社の生産力向上を見据え、施工管理の即戦力人材を積極的に募集しています。さらに、省エネ設計や空調設備、冷凍冷蔵倉庫に関する専門的な知見を持つ人材も歓迎です。
「空調冷凍設備、電気分野での省エネ設計に強い方。ZEBやZEFなどの省エネ建築にも力を入れていきたいと考えているので、そういった経験がある方は特に来ていただきたいです」(横田様)
正和工業はこれからの時代を見据え、環境対応型の建設分野にもチャレンジしていきます。
全社で共有する目標と、日常に根ざしたコミュニケーション
正和工業では、年に一度の全社会議で前期の業績報告と今期の目標を共有。また、月次での業績報告やチームでの細かい着工・竣工スケジュール確認会議を行い、組織全体で情報の透明性を担保しています。
「毎月の業績チェックに加え、部門・チームごとの定例ミーティングや1on1も定着しています。現場単位でも細やかにコミュニケーションを重ねています」(大澤様)
日常からの密なコミュニケーションが、社員のチームワークと組織力を高めています。

▲ 実際の社員旅行の様子
最近の社員旅行は、「ハワイ」と「沖縄」を選択
先ほど、コミュニケーションについて少し触れたが、正和工業が特に大切にしているのは、「仕事以外での関係構築」も含めたコミュニケーション。
社員旅行もその一環として、全社的に推奨されています。社長は、全社員と関わる機会をつくることを重視し、自ら声をかけて回ります。
「新入社員や若手社員も社長と自然に話せる空気があります。『ドーンと座っている』社長ではなく、むしろ社員一人ひとりに歩み寄ってくれる存在です」(大澤様)
「社長が中心に立ち、名前を呼んで声をかけて、イベントを盛り上げていく。その姿勢が社員のエンゲージメントを高めています」(横田様)
社員旅行は最近では、なんと行き先を「ハワイ」と「沖縄」から選べる形式に。
「今年はハワイか沖縄かを選べるようにしました。もう“ハワイを定番にしようか”という話も出ているので、今後は毎年ハワイに行くことになるかもしれませんね(笑)」(横田様)
仲間との時間を心から楽しみ、絆を深めることも、正和工業が大切にしている“働きやすさ”の一部なのです。
中途入社で入社後1年経った社員の声

▲ イキイキと働かれてる社員の方々
挑戦・成長できるところ
・「とにかく新しいことに挑戦させてもらえるのが嬉しいです。やってみたいって言ったら『じゃあやってみよう』って後押ししてくれる。」
・「1年目から現場を任せてもらえるなんて、普通じゃなかなかないですよね。その分成長は早いと思います。」
・「経験が浅くても、知識や技術を学べる機会がいっぱいあります。やればやるほど自分の引き出しが増えていく感じです。」
・「前より積極的になれた気がします。『まずはやってみよう』って思えるようになったのはここで働いて変わったところですね。」
人間関係・職場の雰囲気がいいところ
・「本社と現場の距離感が近くて、どんなことでも気軽に相談できるのがありがたいです。」
・「周りの人がみんな温かくて優しいので、何かあったときもすぐに声をかけてもらえる安心感があります。」
・「家族のことまで大事にしてくれる会社ってなかなかないと思います。そこがすごく心強いです。」
働きやすさの部分
・「休みがちゃんと取れるのがいいですね。仕事ばっかりだとやっぱり続かないんで。」
・「食事会とか旅行とか、社内行事が多いので、そこで他の人とも仲良くなれるのがいいなって思います。」
・「もちろん給料も大事ですけど、それ以上に働きやすい環境が整ってるのがありがたいですね。」
仕事を通じて身につくこと
・「現場で専門的なことを覚えられるし、技術力がどんどん上がっていくのを感じます。」
・「報連相の大事さとか、スケジュール管理の力とか、自然と鍛えられますね。」
・「若手でも『こうしたい』って意見を言いやすい雰囲気があるので、自分の考えを伝える力がついてきたと思います。」
仕事のやりがい
・「地域社会に貢献していると感じます。特に春日部市内の公共工事など、人々の生活に直結する仕事であることが大きなモチベーションになっています。」
・「小中学校の改修工事を行って、子どもたちから直接“ありがとう”と言ってもらえることもあります。元気でます。」
・「社員一人ひとりが会社をつくっているという感覚がある。自分の成長が、会社の成長になる――そんな実感がある会社です」
入社後の環境について――正和工業が築く“対話”と“成長”の仕組みー
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▲ 実際の社員表彰制度の様子(右 代表)
「人を育てる風土】で安心して働ける
正和工業では、「人を育てる風土」を大切に、入社者が安心して活躍できる環境づくりに力を注いでいます。
その象徴が、入社後すぐに全社員と顔を合わせられる“部署体験”の仕組み。業務を超えて人と人がつながることで、会社全体に一体感と安心感が生まれています。
また、入社後は毎月のキャリア面談も継続して実施。専門アドバイザーが社員一人ひとりの悩みや不安に寄り添いながら、必要に応じてアドバイスを届けています。
「入社者については毎月の面談でストレスの度合いや悩みを聞きながら、必要があればアドバイスもする。アドバイザーにも、相談役にもなれる場をつくっています」(横田様)
また、2025年の横田常務の目標として、自ら全社員と食事会を開催し、悩みや本音を直接聞くということを実施する予定とのことです。
トップとの距離の近さが、社員の想いや夢を引き出し、やりがいの実感へとつながっています。
加えて、教育・研修の体制もより充実へ。これまで外部の研修サービスを活用してきましたが、現在は“内製化”にも注力し始めています。コンサルタント経験のある人材を新たに迎え入れ、段階別のセミナーやマネジメント研修の構築が進んでいます。
「キャリアの段階ごとに受けられる研修や、自主的に手を挙げた人が成長できる機会を社内で用意していきたいと思っています」(横田様)
こうした取り組みは、社員の「学びたい」「成長したい」という意欲に応えるものであり、会社全体で“成長する文化”を育てていく挑戦でもあります。
さらに、キャリアアップの道筋をより明確にするために、役職制度の細分化にも着手。これまで管理職採用には慎重でしたが、今後は入社時から具体的なポジションを提示できるような体制を整えていきます。
「入社時から明確なポストを用意して迎えられるよう、役職制度を細分化して整備していこうとしています」(横田様)
マネジメントを目指す人にとっても、安心してキャリアを描ける職場を目指し、正和工業は進化を続けています。人と向き合い、共に歩む -そんな温かさと成長の土壌が、ここにはあります。
”働きやすさ”を実現する柔軟な制度――パパママ休暇、ロングバケーション制度などー
正和工業では、施工管理職の働きやすさを大切にし、独自の制度づくりにも力を入れています。
「施工管理=休みが少ない」というイメージを覆すために、現場の実情に合わせながら少しずつ環境を整えてきました。
「完全な週休二日や土日休みというわけにはまだいきませんが、家族行事など“ここぞ”というときにはしっかり休めるように、制度と社風の両面で整備を進めています。特に“パパママ休暇”は、子育て世代から実際に活用され、非常に好評です」(大澤様)
加えて、連続休暇を推奨する「ロングバケーション制度」も導入。これは有給休暇をまとめて取得できる仕組みで、実際に1~2週間の休みを取得している施工管理の社員もいらっしゃるとのこと。
「現場が終わったタイミングなどでしっかりリフレッシュできるので、次の仕事も前向きに取り組めるようになると思います」(大澤様)
また、会社としても「週休二日が実現できる現場を優先して受注する」という考え方を大切にしており、制度面だけでなく根本から働き方を見直す姿勢を持ち続けています。
「私たちは“お客様の要望に応えすぎる”のではなく、社員が健やかに働き続けられるようなライフワークバランスを重視し、その実現が可能な案件を選びにいく努力をしています」(横田様)
進化し続ける「福利厚生」—社員の声を形にする仕組みとはー
先ほど少し触れた福利厚生の充実は企業の魅力を左右する重要な要素である。正和工業様では、社内に「福利厚生委員会」を設置し、社員アンケートなどの声をもとに経営陣と社員が協働して制度を設計している。
「社長・常務といった経営陣と、現場の社員代表による5〜6名の委員会で制度を議論しています。社員の声をNGするという概念はないので、反映しつつ、実現可能なものから導入していきます」(大澤様)
ユニークな制度であるパパママ休暇等も有る中で、継続的に評価の高い制度のひとつが、会員制高級リゾートホテル「リゾートトラスト」の利用優待。社員からは「毎年楽しみにしている」との声も届いているそうです。
応募を検討されている方へのメッセージ
まずは一歩、気軽な対話からー
「私たちは、売上100億円企業を5年で実現すると決めています。その大きな挑戦に、本気で一緒に立ち向かってくれる仲間を求めています。スピード感を持って成長し、会社も自分自身も高めていきたい。そんな思いを持っている方に、ぜひ仲間になってほしいと思っています」(横田様)
「応募にあたって、最初からすべてが整っている必要はありません。“少し気になる”“話を聞いてみたい”という気持ちがあれば、それだけで十分です。一次面接では、構えずざっくばらんに話しましょう。お互いを理解する場にして、その上で“ここで働きたい”と思ってもらえたら嬉しいです。
正和工業のことを知ってもらう機会として、まずは会って話すことが第一歩です。ビジョンに共感している方はもちろん大歓迎ですが、迷っている方も気軽に飛び込んできてください。まずは一歩、踏み出してください。あなたとお会いできるのを、楽しみにしています。」(大澤様)

建キャリNEXT シニアコンサルタント
杉原 倫代
大学卒業後、百貨店へ入社。
総合職として、販売・人事・総務を経験する。
その後、現在の人材紹介業へ転身。建設業界の技術者様をメインとしたコンサルタントを担っている。
愛知県名古屋市生まれ、名古屋育ち、二児の子育ても奮闘中。