株式会社スペース
顧客の想いを形に、仲間と挑む空間づくり"一貫体制と挑戦が生む株式会社スペースの成長力"
「株式会社スペース」は、複合商業施設から様々なブランドの店舗の内装までを手掛ける商空間プロデュースのエキスパート集団です。人々が集い、過ごす「空間の価値」を創造し、形にすることで顧客の事業を成功に導き、その先にいる生活者の毎日に笑顔を届けています。 今回はスペースの採用担当である松本様に、同社の一貫体制のものづくりや自立とつながりを大切にする社風・採用方針、企業の成長を後押しする環境・今後の展望を伺いました。
一貫体制の良さを活かし、多様な業界での経験者が設計と施工の垣根を超えて活躍する職場

▲ 熊谷駅観光案内所
顧客の想いを形にする、一貫体制のものづくり
店舗や商業施設の空間づくりを手がける同社。「スペース」を象徴する言葉を尋ねると、採用担当の松本拓也様は、少しの迷いもなくこう答えてくださいました。
「一言で表すと“顧客第一主義”です」
スペースでは、打ち合わせから企画・デザイン設計、積算、施工管理、そして引き渡しまで、一人の担当者やチームが責任を持って一貫して携わります。
松本様はこう続けます。
「お客さまに寄り添い、期待に応えるために、職種を分けることなく、最初から最後まで関わり続ける。それが私たちのやり方です」
その背景には、地域に根差した組織体制で顧客との深い信頼関係を築くことが、同社のスローガンである「明日が、笑顔になる空間を。」につながるという、揺るぎない信念がありました。
多様な業界から人々が集まる理由
同社には、内装経験者だけでなく、ゼネコンや工務店、リフォーム業界など、異業種からの転職者も数多く在籍しています。
なぜ、これほど多様なバックグラウンドを持つ人材が集まるのでしょうか。
その理由のひとつが、前文にあります、一貫体制がゆえの「設計と施工の両方に関わることができる環境」です。
多くの企業では設計と施工が分業され、担当領域を越えた業務に挑戦することは難しいのが現実です。
「他社では分業されていて難しい挑戦も、弊社なら可能です。施工経験者が設計にも挑戦できるのは大きな魅力だと思います」
そうおっしゃる松本様の言葉には、この会社ならではの働き方の魅力が凝縮されています。
設計と施工の垣根を越えた経験は、スキルの幅を広げるだけでなく、仕事のやりがいや達成感を一層高めているのです。
地域に根差した組織体制と経営陣による継続的な発信が生む一体感

▲ 各本部独自でイベントも開催。写真は東京本部で実施したファミリーイベントの様子。
モノづくり企業ならではのコンテンツ、廃マテリアルを活用した「100mm角の小さなお店」のワークショップを開催しました。
自立とつながりを大切にする、本部制の組織文化
スペースは、東京・名古屋・大阪・福岡の4つの本部で構成され、それぞれが独自の裁量を持ちながら、互いに連携し会社全体を支えています。
興味深いのは、その呼び方です。「支社」ではなく「本部」として位置づけられ、各本部長が自らの判断と責任で本部運営にあたっています。
各本部では地域ごとに特色ある取り組みが行われています。
たとえば、社内研修や社内イベントの企画、安全衛生向上委員会による様々な取り組みなど、各本部で独自の活動を展開しています。
また、採用に関しても本部ごとに行われているため、現場の声をいち早く反映できるのが大きな強みです。
その結果、意思決定が早く、変化に強い組織文化が浸透しています。
“一人ひとりが経営者意識を持って行動する”文化
こうした自立性の高い組織を一つに束ねているのは、経営陣から社員一人ひとりへの、丁寧で継続的なメッセージの発信です。
年末には、全社員が一堂に会する社員総会が開かれ、社長や経営陣が直接言葉を届けます。
さらに、中間報告として行われる経営報告会や、社内ポータルサイトで毎月行われる経営陣によるリレー投稿など、さまざまな場で経営陣の想いが共有されていました。
その効果は、日々の現場にも表れています。
たとえば、入社5年目の社員の方がとある話の中で、見積もりや積算業務などを通して“この仕事が会社にとってどれだけ利益を生み出すのか”を考えるようになり、会社が掲げる「一人ひとりが経営者意識をもって行動する」というフレーズがしっくりくるようになった、と口にされたそうです。
その言葉からも、経営陣のメッセージが社員までしっかり届き、浸透していることがうかがえました。
人と人をつなぐ信頼関係を大切にする採用・研修の取り組み

面接は“良いことも大変なことも”正直に
スペースの面接は、単に会社の魅力を伝える場ではありません。
「裁量が大きく、幅広い物件に挑戦できるのは確かに大きな魅力です。ただ、業務範囲が広く覚えることも多いため、慣れるまでは大変な苦労もあります。だからこそ、その点も率直にお伝えし、入社後のギャップをできるだけなくしたいと考えています」
このように、良い面だけでなく課題も包み隠さず伝える姿勢からは、誠実さと入社後の長期的な活躍を願う思いが感じられました。
孤立を防ぐバディ制度
新しく入社した社員が安心して業務に慣れ、早く職場に溶け込めるよう、同社では試用期間中に「バディ制度」を導入しています。
先輩社員が日常業務の指導はもちろん、ちょっとした悩みや不安の相談相手にもなり、きめ細やかなサポートを行います。
さらに、入社後1か月・3か月・6か月のタイミングで各地区の管理部担当者による定期面談を実施。不安や課題を早期に把握し、解消へとつなげています。
こうしたフォロー体制は、社員一人ひとりを大切にする同社の姿勢が象徴されています。
【現場で学ぶ】研修スタイル。社員発案の教育が根付く
同社の研修は、部長・課長クラスの管理職向けや一般社員向けの階層別研修など様々なプログラムがありますが、決して体系的なものだけではありません。 基本となる研修スタイルは【現場で先輩について学ぶこと】。このシンプルながら実践的な姿勢が、日々の成長を支えています。
加えて、各本部では中堅・ベテラン社員を中心に、定期的にデザイン研修・法規研修・安全管理研修などを自主的に企画・実施。参加は任意ながら、スキルアップを望む社員に広く門戸が開かれています。
社員からの提案を柔軟に取り入れる社風もあり、現場から自然発生的に生まれた教育文化が根付いている点が印象的でした。
新領域案件拡大、国内外で成長が加速する 〜仲間とともにより成長する未来へ〜

▲ インタビューにお答えいただいた採用担当 松本様
非商業領域での挑戦が業績アップのカギに
スペースはコロナ禍以降、非商業領域への進出を加速。
オフィス案件や道の駅や観光案内所などの公共施設案件など、多様な領域でプロジェクトを展開し、商業領域で培ったノウハウを活かした空間提案で高評価を獲得しています
その結果、2024年の通期決算では売上高約641億円(前年比21.6%増)、営業利益約34億円(前年比35.1%増)と大きく成長を遂げ、海外展開も加速しています。
最後にーこんな方と働きたいー
松本様から、ご転職希望者の皆様へ温かいメッセージをいただきました。
スペースでの仕事は、【顧客第一主義】を掲げ、自ら裁量を持ってプロジェクトを推進できる、非常に大きなやりがいがあります。
また、多様なバックグラウンドを持つ仲間と共に、自身のスキルを最大限に活かしながら成長できる環境が整っていることも、同社の大きな特徴です。
“「お客様と同じ想いで共につくるなかで、自分が考え提案したものが現実の空間になっていく」ことに魅力を感じる方。そんなあなたに、きっと合う会社です”

建キャリNEXT シニアコンサルタント
杉原 倫代
大学卒業後、百貨店へ入社。
総合職として、販売・人事・総務を経験する。
その後、現在の人材紹介業へ転身。
建設業界の技術者様をメインとしたコンサルタントを担っている。
愛知県名古屋市生まれ、名古屋育ち、二児の子育ても奮闘中。