株式会社ダイスネクスト
建設DXの最前線で挑む。ベンチャーじゃないADDベンチャー、ダイスネクスト
ベンチャーではない。加えて、変えて、進化する。ADDベンチャー。 既存の枠にとらわれず、建設DXの未来を切り拓く集団【株式会社ダイスネクスト】 “大和ハウス工業グループのデジタルインフラ”として、独自性を武器にBIM・CIM領域の最前線を走り続けている。 さらに同社は、圧倒的な技術力だけでなく、社員一人ひとりの声に真剣に向き合う文化も特徴だ。 今回のインタビューでは、植草社長をはじめ、採用担当の高橋様・飛彈様に、未来の建設産業を支える当社の魅力を伺いました。
“同業他社が存在しない”という圧倒的強み。BIM・CIM領域のパイオニアとして進む道
▲ インタビューにお答え頂いた植草社長(左)と採用担当の高橋様(右)
Q1:貴社のBIM・CIM事業の立ち位置や強み、市場における需要について教えてください。
植草社長:通常の企業は同業他社と競争しますが、ダイスネクストにはいわゆる“同じ業態の会社”が存在しません。第三者の目から見ても、当社と類する会社はほぼない。
つまり、「置き換えの効かない事業を展開している」ということです。これは大きな強みですね。
現在、社員は約200名。その多くが 2D CADではなくBIM・CIMを専門 とするIT系人財です。
大和ハウス工業グループ全体のBIM標準化、教育研修、基盤となるパーツ開発、日常的な技術支援(コンシェルジュ)まで、重要な“インフラ機能” を担っています。
また、BIM推室と連携し、「BIM認定スキルテスト」も構築。CBT上でグループ全員が年間を通して受検できる仕組みをつくり、技術レベルの底上げ に貢献しています。
現在の活動領域はグループ内中心ですが、今後はそこで培ったノウハウを“外部”へも展開していくつもりです。
コンサルではなく現場に寄り添いながら最適なデジタルツールを提供する存在を目指しています。
当社はゼネコン寄り、かつ、モデリングを徹底して行う建設・技術寄りの企業であり同様の会社にはまだ出会っていません。
Q2:貴社の社風を一言で表すと?
植草社長: 社長が見る会社と従業員が見る会社は違います。先日、記名式で大規模アンケートを実施したのですが、結果は7割が満足、3割が不満をかかえていました。
驚いたのは、皆がとても“素直な気持ち”で書いてくれたこと。「今の仕事じゃ物足りない」「忙しいチームを助けたい」など、本音がびっしり。この“本音を書ける風土”こそが、当社の良さだと思っています。
100%満足できる会社というのはなかなかないが、アンケート結果から、より魅力的な仕事や成長機会を用意することが経営の課題 だと捉えています。
私の社長室はガラス張りで、ドアは常に開放しています。
これは「何かあれば、いつでも入ってきてくださいね」という意思表示。
私は社長ではあるが、決して偉いわけではない。従業員の力で事業は成り立っている。だからこそ、一人ひとりと向き合い続ける姿勢を大事にしています。最終面接は必ず私が担当。採用は社長の責務 だと思っています。
形式より“使いやすさ”。社員目線で進化し続ける制度と働き方
Q3:制度や働き方で社員の声が反映された例はありますか?
植草社長:あります。私は社長は“サービス業”だと思っていて、社員が気持ちよく働けるならば、できることはすぐ変えます。
例えば、社員の多くが30代となり家庭を持つ人が増えたことで、2025年9月から時差出勤制度 をスタートしました。すでに多くの社員が活用しています。
髙橋様:「時差出勤制度」は誰でも自由に使えて、申請理由を書く必要もありません。ライフスタイルに合わせて柔軟に働ける環境が整っています。働きやすさを高めるための制度は、形式だけでなく“使いやすいこと”を重視しています。
植草社長:また、コロナ禍を機にテレワークをスタートしたのですが、その際に完全に機能したことから、出社ベースに戻すつもりはありません。
基本は在宅、ですがコミュニケーションの重要性も理解してますので、必要なときは出社するハイブリッド勤務を継続しています。
テレワーク主体でも、本人の裁量で仕事を進められる環境が整っており、「どう働くか」を自身でプロデュースできる会社です。
さらに、個人的な意見ですが、 極論、「週40時間で働く必要はない」と思っています。
期日までに高品質を納品できるなら、優秀な人が20時間で終えて、残りは自己啓発の時間でも良い。 (※あくまで個人的な考えですが、そんな未来もあり得るという話です。)
AIやフィジカルAIが急速に進歩する中で、柔軟な発想をもつ人財こそが必要だと考えています。こうした人財が集まり、目標としている500名、さらには750名体制を実現できれば、その先にはグローバル展開も視野に入ってきます。
チームで育ち、変化を生み出す。ダイスネクストの成長を支える文化と仕組み
Q4:社内コミュニケーション活性化の取り組みはありますか?
植草社長: 会社として細かいルールは定めていません。チームや部の裁量に任せています。
課長・リーダーが非常に重要な役割を担い、現場のコミュニケーションを大切にする文化が根付いています。また、ノウハウについてはチームごとに“ニッチな専門知識”が蓄積されています。
それを広く共有するために、ジョブチェンジでさまざまなキャリアを積んでほしいという想いがありますが、現実には忙しさもあり簡単ではない。それでも、多様な経験ができる環境づくり は進めています。
Q5:社員の成果やチームでの協力は、どのように評価・フィードバックされていますか?
植草社長:当社の評価制度は「平等ではなく公平であること」を前提に設計しており、社員一人ひとりが自ら目標を設定し、期中・期末の評価期間でその達成度を数値化します。
ただし、数値だけでは測れない価値があります。
たとえば、予期せぬプロジェクトを自ら創り出したり、環境の変化に柔軟に対応し、新しい道を切り拓いたりすることもあるでしょう。
そうした“変化を生み出す力”には、社長として積極的に加点を行っています。
「社会が大きく変化し続ける中で、私たち自身も変化し続ける組織でありたい」それを体現する方には、しっかりと評価が届くようにしています。
Q6:社内旅行やレクリエーション、社員同士の交流はありますか?
髙橋様:コロナ禍以降、全社で一同に会す機会は減っていますが、昨年は30周年記念パーティーを全社で開催しました。
今後も節目には全社で集まる機会をつくっていく予定です。
また、部署単位・チーム単位での集まりは活発で、イントラ上のコミュニティ(音楽、漫画、アニメ、料理、代々木グルメなど)で情報交換を楽しむ文化があります。
オンラインでもオフラインでも、好きなテーマで関係性が自然と深まる環境です。
内側から外へ。成長し続けるダイスネクストの魅力とこれから
Q7:貴社が考える「自社ならではの強み」は何でしょうか
植草社長:当社は2018年に大和ハウスグループに参画して以来、フジタ社を中心にDX領域を一手に担う役割を求められてきました。安定的に依頼がある一方で、社員アンケートでは「仕事が内側で完結しており、成果が外に向かっていない」という不安を抱く声もありました。しかしこれはある意味“良い兆候”であり、自分の仕事が会社全体や社会にどのように価値を生むのかを社員が考えられている証拠です。
5年後、当社は外販領域に本格的に踏み出します。今はそのための“練習期間”であり、内側で成果を出せなければ、外で勝つことはできません。だからこそ、「もっと挑戦したい」「もっと成長したい」という声が上がるのは非常に嬉しいことです。当社の魅力は、会社に依存するのではなく「会社を良くする側に回りたい」と考える社員が多いことにあります。
また、仕事の本質は「どれだけ人の役に立てるか」にあります。当社には感じの良い社員が多く、互いを尊重し合う文化が根付いています。給与の高さだけで判断するのではなく、自分が成長し、人の役に立ち、社会に貢献できるかどうかを大切にしています。良い行いを続ければ、良い“種”が芽を出し、そこに楽しさと充実感が宿るのです。
Q8:今後の事業の展望をどのように描いていますか
植草社長:私たちのビジョンは、常に変化します。建築の世界には「現場あわせ」という言葉がありますが、環境が変われば最適解も変わる。5年前に今日の状況を想像できなかったように、1年後のビジョンも固定化しません。「変化し続けられる人」「自分の物差しを自在に変えられる人」に仲間になってほしいと思っています。
常に外部環境に合わせてアップデートし続ける、それこそが、当社の生き方であり、働き方でもあります。変化を恐れず、柔軟に挑戦していける人と共に、これからの建築の未来を切り拓いていきたいと考えています。
【応募を検討している方へメッセージ】
植草社長: 人生は一度きり。誰もが必ずいつか終わりを迎えます。だからこそ、悔いなく生きてほしい。
「立ち止まるより動く。迷うよりチャレンジする。」そのためのフィールドが、ダイスネクストにはあります。
ぜひ、あなたの力を貸してください。一緒に未来をつくっていきましょう。
建キャリNEXT シニアコンサルタント
杉原 倫代
大学卒業後、百貨店へ入社。
総合職として、販売・人事・総務を経験する。
その後、現在の人材紹介業へ転身。
建設業界の技術者様をメインとしたコンサルタントを担っている。
愛知県名古屋市生まれ、名古屋育ち、二児の子育ても奮闘中。
